素形材産業は、歴史と伝統に裏打ちされた最古の製造業であり、我々の生活や産業活動にとって必要不可欠なものづくりの基盤を支える最重要産業です。
その一方で、製品である素形材は、一般消費者の手にする最終製品からは見えないことが多く、その重要性の認識は社会一般において十分でない面があります。また、産業としては、市場の成熟化、グローバル化、低収益体質の定着等の課題を抱えており、わが国製造業全体の競争力維持のためにも素形材産業の競争力強化が期待されております。
素形材センターは、昭和42年に財団法人綜合鋳物センターとして設立、その後、昭和59年に財団法人素形材センターとして、対象分野をそれまでの鋳造分野から、塑性加工分野なども加えた素形材分野全体に拡大しました。さらに、平成22年2月には(財)次世代金属・複合材料研究開発協会を合併し、次世代材料研究開発の実施を含めて、技術開発体制の強化にも取り組みました。創設以来40有余年にわたり、素形材に係わる唯一の財団法人として、「素形材に関する技術の試験・研究・その他、わが国素形材産業の振興に関する共通的施策を推進
することにより、素形材産業の総合的な発展を図って参りました。
今般、素形材センターは、新しい公益法人制度に沿って、より自由度の高い活動が期待できる「一般財団法人素形材センター」へ移行いたしました(平成24年4月1日付け)。
今後は、長年培ってきた経験を踏まえつつ、一般財団法人としての新たな組織形態を生かして、素形材技術研修・セミナーなどの素形材人材育成事業、素形材表彰・情報提供などの素形材普及啓発事業、素形材ユーザーとの交流などの素形材交流促進事業、合併により強化した技術開発事業など、今まで以上に素形材産業の競争力強化に取り組んでまいります。各種事業の実施には、多くの方々の御理解・御協力が重要です。素形材産業のより多くの皆様の素形材センター事業への御参加をお待ちしております。
鋳造、ダイカスト、鍛造、金属プレス加工、粉末冶金、金型等の素形材産業界の新たな法人「一般財団法人素形材センター」として、皆様の御理解・ご協力を得ながら「日本のものづくりを支える素形材産業」のより一層の振興を図っていく所存です。
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