研究開発
素形材加工技術は、川下産業ニーズの多様化や競合技術の進展に対処し、またIT技術等の進歩、環境・省エネルギー対策の要請に対応するために、高度化・先端化を目指す必要があります。当センターでは、このような観点に立って、素形材産業の技術力の向上及び健全な発展を図るため、産学官の連携を通じて素形材技術等に関する動向調査、研究開発を実施しています。
直近で実施している研究開発および調査事業は、以下の通りです。なお、これまでの主な実施事業については、「過去の研究開発事業」や「過去の調査事業」からご覧いただけます。
【研究開発事業】 戦略的基盤技術高度化支援事業(サポイン)
鋳鉄製品の不良低減と被削性を向上させるIoT/AIキュポラ溶解制御システムの開発
事業期間 | 2020~2022年度(令和2~4年度) |
補助元 | 中部経済産業局 |
実施機関 | 一般財団法人素形材センター 間接補助:株式会社マツバラ、株式会社ナニワ炉機研究所、光洋鋳造株式会社、国立大学法人東京大学、岐阜県産業技術総合センター |
実施概要 | 自動車関連等川下産業ではグローバルな競争に勝つため、鋳鉄鋳物製品に対しコストダウンを強く望んでいる。鋳鉄鋳物の切削工程まで含めたコストダウンには、不良の低減及び被削性の向上は不可欠である。本研究は職人の経験と勘をIoT/AIに置き換え、溶湯の品質の向上と鋳鉄製品の被削性を向上させるための「キュポラ溶解エキスパートシステム」を開発し日本製品の品質向上とトータルコストダウンに役立てる。 |
【調査事業】
環境対応型新鋳鉄鋳造機械システムに関する戦略策定
事業期間 | 2022年度(令和4年度) |
委託元 | 一般財団法人機械システム振興協会 |
実施概要 | 概要は、(一財)機械システム振興協会HPに掲載しています。 |