素形材経営セミナー(未来志向型素形材経営) 素形材産業のデジタル技術活用による価値創出 素形材企業のDXへの選択肢
情報処理推進機構「DX動向2024」によると、中小企業、特に従業員100人以下の企業におけるDXの取り組みは、大企業と比べて半分以下にとどまっていると報告されています。DXに取り組まない理由としては、「DXに関する知識や人材の不足」が挙げられていますが、100人以下の企業に限ってみると、「予算の不足」や「DXのメリットが不明」といった課題も浮かび上がっており、単なる人材教育だけでは十分な対応とは言えません。こうした課題への対策例として、以下のような取り組みが考えられます。
1. 同業他社が開発したシステムの導入
2. 目的を明確にしたうえでのDX支援企業の活用
3.現場データの収集と活用
本セミナーでは、これらの事例を紹介することで、参加企業の皆様に具体的なイメージを持っていただき、中小素形材企業におけるDX推進の一助となることを願っております。皆様のご参加をお待ちしております。
2025年12月11日(木)13:00 ~ 15:00 オンライン開催(Microsoft Teamsを使用)
講演1 [素形材企業が開発したシステム]
IoTGOの開発と活用による生産性向上/導入事例紹介
久野金属工業株式会社 取締役副社長 久野 功雄 氏
福富金属株式会社 取締役 川崎 泰輔 氏
IoTGOの開発と活用による生産性向上/導入事例紹介
久野金属工業株式会社 取締役副社長 久野 功雄 氏
福富金属株式会社 取締役 川崎 泰輔 氏
IoTGOの開発経緯と成果を当社と導入企業の事例を交えて紹介します。まず、久野金属工業が7年間にわたりIoTGOの開発・活用を進め、従来の業務スタイルから大きく変革を遂げ、利益体質企業への転換を実現した事例を。次に導入企業である福富金属工業における具体的な活用事例を紹介します。これまで延べ50社以上の企業がIoTGOを導入、各社で現場の意識改革や業務効率化が進み、持続的な成長を支える基盤が構築されています。
講演2 [目的を絞ったDX支援]
熟練者が持つ品質安定化技能をAIで再現する必要性とその成果事例
三菱総研DCS株式会社 AIテクノロジー部 担当部長 永田 貴弘 氏
熟練者が持つ品質安定化技能をAIで再現する必要性とその成果事例
三菱総研DCS株式会社 AIテクノロジー部 担当部長 永田 貴弘 氏
製造現場では材料や環境などに日々ばらつきが発生し、それらが最終品質に影響するため品質を要求水準に収め続けるには熟練者の高度な判断が必要となる。しかし生産年齢人口減少など様々な要因から熟練技能の継承は難航し、今や事業継続を左右しかねない課題となった。講演者は品質安定化技能をAIで再現することでこの課題に取り組み、成果を上げ始めている。本講演では、その取組みプロセスや成果について事例を挙げて紹介する。
講演3 [現場データの収集と活用]
可視化で“違い”が分かる~設備・品質トラブルを未然に防ぐ。現場で始める予兆検知~
サイバネットシステム株式会社 デジタルエンジニアリング事業本部
DXソリューション統括部 IoT/XRサービス部 IoTソリューション課 課長 遠藤 弘紀 氏
可視化で“違い”が分かる~設備・品質トラブルを未然に防ぐ。現場で始める予兆検知~
サイバネットシステム株式会社 デジタルエンジニアリング事業本部
DXソリューション統括部 IoT/XRサービス部 IoTソリューション課 課長 遠藤 弘紀 氏
設備や品質のトラブルを未然に防ぐために重要となる「予兆検知」の考え方と、その具体的な実践方法についてご紹介します。従来の点検や監視との違いや導入時の課題を整理したうえで、専門知識がなくても現場で容易に活用できる多変量データ可視化ツール「BIGDAT@Analysis」を使って、“違い”を把握し改善につなげる、現場主体の具体的な進め方を、いくつかの事例を交えて分かりやすく解説します。
【申込要領】
◇参加費: 素形材センター会員 無料 、会員外 3,000円
◇申込方法:下記フォームにご記入下さい。
◇お問合せ先: 一般財団法人 素形材センター 企画部
E-mail: kikaku@sokeizai.or.jp 電話03(3434)3907
◇申込締切り: 12月3日(水)
個人情報保護法に関する対応
ご記入頂いた個人情報は、本講演会の事務に利用するとともに、参加者リストを作成し、講師に手交します。また、素形材センターの行う各種研修、セミナー、出版物、事業の案内状の送付に利用する予定です。今後、素形材センターが行う素形材産業の実情に関する調査アンケートへの協力依頼を行う場合もあります。

