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技術調査・研究開発事業

素形材加工技術は、ユーザーニーズの多様化や競合技術の進展に対処し、またIT技術等の進歩、環境・省エネルギー対策の要請に対応するために、高度化・先端化を目指す必要があります。このような観点に立って、素形材産業の技術力の向上及び健全な発展を図るため、素形材関係技術の動向調査、研究開発を実施しています。

(1)先端技術開発等に係る調査研究

素形材産業の発展にとって重要と考えられるテーマについて、調査研究を行っています。(必要に応じて、適切な業界団体等に委託)2001年度は、次の7テーマを各業界団体に委託して実施しています。
  1. 航空機用重要鍛造品の輸入実態と今後の展望に関する調査(日本鋳鍛鋼会に委託)
  2. ダイカストの情報技術(IT)に関する調査((社)日本ダイカスト協会)
  3. マグネシウム合金切削粉くずのリサイクル技術の確立(日本マグネシウム協会)
  4. バーチャル型金型設計・製造システムに関する調査研究((社)日本金属プレス工業協会)
  5. 3次元ソリッドCAD/CAMシステムに基づく金型製作の効率化に関する調査研究(型技術協会)
  6. 鉛レス銅合金鋳物の開発((社)日本非鉄金属鋳物協会)
  7. 戦略的技術革新型ビジネスモデル構築のための鍛造加工設備保有実態調査((社)全日本鍛造協会)

(2)素形材産業技術基盤強化基礎調査等

素形材の各業種に共通する重要技術課題について、調査研究を行っています。一部は、公的機関等からの委託を受けて実施します。2001年度は、次のテーマを実施しています。
(ア)産業技術基盤強化基礎調査
  • 熱処理CAEの調査
  • 革新的素形材加工技術調査

(イ)素形材産業の環境省エネ対策の推進
素形材環境調和性の高い素形材企業への変革に向けて、ライフサイクルを視点において省資源、省エネルギー等に配慮した低環境負荷のものづくり、環境管理体制の強化などの環境経営のあり方について検討します。

(ウ)素形材産業の先端化、高度化に向けた調査研究
(社)日本機械工業連合会からの委託を受けて次のテーマの調査を行っています。
  • 我が国機械産業を支える素形材産業の競争力向上に向けた調査研究
  • 我が国素形材産業基盤の充実強化に向けた事業改善に関する調査研究

(3)研究開発プロジェクト

素形材業界の技術力の向上及び健全な発展に資する技術研究開発プロジェクトについて、公的機関等からの委託を受けて、実施しています。2001年度のプロジェクトは、次のとおりです。

革新的鋳造シミュレーション技術(1999~2002年度の4年計画)

  1. 超耐熱合金精密鋳造法及び一般精密鋳造法における湯流れ及び凝固過程のシミュレーションプログラムの開発
  2. 鋳造組織及び欠陥生成のシミュレーションプログラムの開発
  3. シミュレーションに必要な物性値等の測定技術の開発、を行うものです。新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)からの委託事業です。

(4)最近の主な研究開発プロジェクトと技術調査

研究テーマは次の通りです。
(ア)ラピッドプロトタイピング技術の開発(1994~1997年度の4年間)
ラピッドプロトタイピング(RP)は、3次元CADデータから直接造形物を短時間で製作し得る新技術であり、鋳造、金型、木型等素形材産業にとって有用と見られるものです。中小企業事業団からの委託を受け、光造形産業協会の協力を得て、RP関係の技術開発を実施しました。成果の1つであるRPCAD関係ソフトは、アルモニコス(現在は、エリジオン)から販売されています(2000年8月現在の普及実績は、94本)。
(イ)鋳造方案支援エキスパートシステム(1995~1997年度の3年間)
情報処理振興事業協会の事業を実施し、高品位の鋳造品を製作する要である鋳造方案の作成を支援するエキスパートシステムを開発しました。成果は、コマツソフトから販売されています(2000年8月現在の普及実績は、41本)。

(ウ)型設計製造用CAD/CAMシステム(1995~1997年度の3年間)
情報処理振興事業協会の事業を実施し、中小企業が多い金型産業において、設計、製造のコンピュータ化を促進するためのCAD/CAMシステムを開発しました。成果はインクスから販売されています(2000年8月現在の普及実績は、9本)。

(エ)非鉄鋳造方案・型設計支援エキスパートシステムの開発(1998~2000年度の3年計画)
「鋳造方案支援エキスパートシステム」「型設計製造用CAD/CAMシステム」をダイカストに適用できるようソフトを改造するとともにダイカスト専用湯流れ・凝固シミュレーションソフトを開発しました。中小企業総合事業団からの委託を受け実施しました。

(オ)開発設計コラボレーションシステムの開発・実証(2000年度)
製品開発工程の大幅な短縮を図るため、設計データの3次元ソリッドデータ化等によるコンカレント化が進展しつつあります。本システムでは、オープンネットワーク上で開発設計段階から3次元ソリッドデータを用いた情報を交換でき、最終的に受発注が行える仕組みを構築しました。本テーマは、情報処理振興事業協会から「中小企業取引受発注支援システム」の委託を受けた(財)全国下請企業振興協会の発注を受けて実施しました。

(カ)産業技術戦略策定基盤調査(素形材分野)(1999年度)
素形材技術戦略の策定に関し、NEDOの委託を受け、素形材技術戦略策定会議及び1つの委員会・7つの作業部会を設け、該当する各工業会、協会等と緊密に協力し、事業を推進しました。成果は「素形材技術戦略」として2000年3月に公表され、技術開発の指針とされています。
一般財団法人素形材センター
〒105-0011
東京都港区芝公園3-5-8機械振興会館301号室
TEL.03-3434-3907
FAX.03-3434-3698
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